連載分感想(256話)

■ UP時はもう木曜朝なので、今週の256話感想。
■ 帝国タワー随所で繰り広げられた闘いの『現在』をプチ総括した回。
一連の勝負が始まってから『2時間弱』だそうですが…アレだけやってても2時間経っていないとは…今こそタワー勝負全体のタイムテーブルを作成してはくれまいか…お願い誰か〜!<他力本願寺



■ 覚醒カラカルとの死闘を制したマルコは、ダメージの程度はさておき、とりあえずは生きているっぽいですな…てか、流石にここでは死なぬだろうよと(笑)
とはいえ結構な負傷具合だろうので、その程度次第で以降の展開は大きく変わってくるのだろうかなと(斑目側の最終入力権者ですしな)
■ にしても、そいや物語に於ける鞍馬組の存在位置やその目的が未だに今イチ謎のままだよなと。やっていることは『屋形越え権の横取り』行為なのですが、捨隈との繋がり方も含めて今イチしっくりこないというか、それこそ嵌るべきピースが未だに欠けているような印象で。

■ 丈一・嵐童・雹吾が繰り広げた、まさかの三つ巴戦。そしてそのリベンジ(あるいはデジャヴュでリピート)再戦で超絶魅せられたタワー外での賭郎勝負は、「その後どした?」と思っていたらば、三回戦は何とSAT隊長と賭郎黒服によるバトルが繰り広げられておりました。
■ わーお…ある意味妥当で正統派だが地味すぎるバトル! なのに妙に爽やかちうか、SAT側の結束力の強さと隊長のイケメン具合がイカすよなアレ。
『アレを出して下さいっ』とか、『スペシャルな攻撃』とか…ソリャソレで詳細が気になるよな(笑)<でも『視聴者』視点を想像すると、あれだけの戦いの後ではやはり箸休めちうか消化試合感は否めないよなと。
ともあれ、職務に忠実なだけだったSATの人々には何の罪もないので、彼らには最小の被害で全員に命をお持ち帰り頂きたいと願います(まーこの作品世界の倫理ジャッジならば、その辺りは保証されるだろうて…)
■ でもって、このぶっちゃけ『時間稼ぎ』な余興を(恐らくはその意味も知りつつ、というかむしろ意図しつつ)真剣に見守っている泉江さんと、同じくそこを理解しつつも既に飽きている丈一のダレ姿が、また味わい深いよなと。
■ あと、ナレーション台詞のみで活躍中なカールさんですが、そろそろ舞台裏功労者な彼の奮闘姿も絵面で出てこないかなと願ったり。
だってカールさんは僕らのアイドルだもの! 久々にあの愛らしいお姿を拝みたい! (真顔)

■ 更にその外側。外馬勝負で副総監からペナルティを徴収中のお屋形様サイド。てか、ドラゴンへの血の溜まり具合を見ると、副総監はもう既に結構危なそうな気がするのですが?
■ 判事の言う『無駄に命を落とす必要の無いこと』が指す『隠れた意図』が、具体的に何を意味するのかが思いつかないなぁと…単純に『賭郎の傘下に下る』という選択肢では無かろうし?

■ で、その外馬勝負の尻ぬぐい(笑)にあたる夜行さん&撻器の、高級車内を舞台にした密葬課との死闘は依然継続中。
『賽の河原で互いの石を突き崩し合う子供』みたいな暴走具合でおチャクラ全開な人々による、「いや『静かだ…』じゃないよな? どー考えてもめっちゃアレな最中の車ばりに揺れてるだろアレ!?」な壮絶バトルは、お鷹さんの思わせぶりな台詞が読者の心を揺らせつつ、夜行さんによる有利になるのか不利になるのか定かでない煙幕散布によって更なる混沌へ。
■ 最終的に夜行さんだけがシレっと車外に出てきて(残りは車内で全滅)、號奪戦がスルーされたらどうしようなぁ?(笑)<いやまぁソレもソレでオモロそうですが?

■ そしてタワー勝負の中核である、斑目さんと捨隈のドティ勝負。
[13]コールがハズレだと分かった236話の段階で、『斑目さんの珠数は客観的に見ても[8]か[9](正解数は[15]か[16])』だと思っていたのですが、今回思わせぶりにインサートされた数字は[15]。そしてソレを選択したように見える捨隈が、話の最後でドティ部屋から出てきました。
勝者のみが出られる筈のドティ部屋…では、斑目さんは…?
■ つっても斑目さんが死ぬ事はありえないので、今後どのように『斑目さんの生存(勝利)』が論理立てて語られるのか、種明かしが興味深い所です。

■ 『善人は橋を、軽罪の者は浅瀬を、重罪の者は流れの速い深みを渡る』というのが、いわゆる『三途の川』。この『死の川』の暗き淀みの激流を渡り、此岸へと戻り上がって来るのは、果たして誰なのか?
■ 散りばめられた謎をひとつひとつ解きながら、しかしそれを解く過程をもってえがき出される軌跡が、より深い謎をあざなうかのような展開…いやー、本当に『嘘喰い』はたまらん作品ですなぁ!