連載分感想(266話)

■ UP時はもう木曜朝なので、今週の266話感想。
■ …てかねぇ…いやマジ今週は久しぶりに心底ヤラレたなというか、めちゃめちゃ滾った…っ!
「これぞ號奪戦!」な醍醐味に溢れた、緊張とスピード感溢れるバトルシーンもそうですが、ソレ以上に撻器の『正体』に驚愕。
■ 先週の感想で『そいや撻器が切間一族に於いてどのようなポジションにいるのかは未だに謎だったなと。』などと書いていたのですが、ポジションもクソも、先代ご本人様かあんたは! しかも今の若返り具合は何か薬とか使ってるのか…て、ソレ何て平八!?(@鉄拳)
■ とかいうヨタはさておき、以前にふと「お屋形様(創一)も『頭領』としては結構若いよな…あの(主に巻末で)インパクトのでかい先々代はともかく、先代には何があった結果、創一に代替わりしたのだろう?」と考えていた事を思い出しました。
今回のエピソードの流れから、ソレに対する回答が得られそうで、今から待ち遠しいです。



■ 今回の種明かしの見せ方も美しかったですな〜。『先代と撻器』のやりとりかと思いきや、『先代(撻器)と伽羅』のやりとりだった、というひっくり返しは絶妙。
著者氏御自身はミステリ系には全く興味なさげな方に見えるのですが、この作品の随所でその『作法』が美しく使いこなされている様を度々見るにつけ、著者氏の才能に痺れるというか、「『ミステリ』の裾野は広いよのう…」と思うというか、むしろそんな自分の『ミステリ脳』っぷりにあきれるつーか…アレ?何の話でしたっけ?
■ 『あの』撻器がそれでも『お前の事は好きだぞ』と言ったことを踏まえて、その後の展開がどうなったのかが非常に気になる所で。伽羅の性格的に、あれでさらっと『お目通り終了』にはならなさそうな気が…先代の異変も伽羅との接見後に起こったようですし。
■ 能輪壱號の夜行さんに対する「お前のその血で混沌を洗い流せ」という台詞が、果たして何を指し、どのような意味であるのか。また「不都合な結果」というのも、単純な『欠員による戦力ダウン』以上の意味がありそうな気がしますし。
■ 切間一族の更なる秘密が明かされるであろう予感に震えつつ、残り4秒の行方はまた来年。ぬぅ…本当に罪深いですなぁ著者氏のじらせっぷりは!
■ でもって、「この流れから伽羅が戦線復帰してきたらすげぇだろうなぁ…」と思ったのですが、どうなるでしょうかね?(まーでもそろそろ再登場していい頃合いではなかろうかと?)