2004/5/14

戦場のハピィ・ライフ/美川べるの講談社
可愛さが余って漢(おとこ)らしいタフなヒロインと、顔はいいが微妙に頭のネジが緩くて人のいいその彼氏が、「ありえないがありそうで恐い!」「そこまでやるか!」「よくぞやってくれた!」という激しすぎる展開を4コマ刻みで繰り広げる著者氏お得意パターンの作品。この作風と着眼点のオモロさが大好きですよ。私的に一番ウケたネタがカバー裏表紙に載っているので、ソレを見て吹き出した人は即買いでどうぞ。ところで歩道橋階段上の自転車用通路、学生時代に一気下りした事があります自分…スミマセン<アレは自転車を降りて下らなきゃダメですよ。危ないから(^^;;)

星の速さで駆けてく/谷川史子集英社
収録された3作品(中編2本と短編1本)は奇しくもみな終わりと、そして始まりの物語。美しく優しく居心地の良い、けれどもどこか悲しい場所から駆けだした彼女ら。だが『楽園』を出た彼女らが行く道も目指すその先も、決して寂しいだけの荒野ではないのだ…と意味不明気味コメントで。<いや…うかつに書くと激しくネタバレしそうだしな(^^;;)私的には10Pの短編『星の隠れ家』が一番好きでした。読後には何だかちっさな可愛いモノを手にした時のような気持ちに…そう、例えばこんぺいとうのような?<ソリャ気取り過ぎた例えだよアンタ(笑)