2004/7/7

せんせいになれません 3巻/小坂俊史竹書房
教える気も育てる気もなさげで、ただ『面白い』とか『やってみたい』とか『俺のために』とかいう、限りなく子供的なノリ。ソレを好き放題に貫き通して生きている、大人としても教師としてもか〜なりダメな先生達と、それに対して時に惑わされ、時に迎合する子供達の愉快な日常模様。
「まぁ…どんなに言葉を尽くすよりも、『ダメ過ぎるが愛すべき大人の存在』というモノを目の当たりにした方が、子供の成長の助けになるのではないかなぁ?」とも思ったりさせられる作品?<疑問系の記号が多いですが(^^;;)
実際にこんなマネをしたら、現代では間違いなく新聞沙汰になるだろうとは思うのですが、それでもなお、「この作品のあの教師らに教わる子達は、きっと心が寒くなるような事件は起こさないだろうなぁ」とも思えたり。