2004/7/9

がじぇっと 2巻/衛藤ヒロユキマッグガーデン
成長する謎のキカイ『ビビリアン』のこと。まだ手だって簡単には繋げない大好きな『あの子』のこと。手が届きそうなのに掴めないし、仲良くいたいのにすれ違ったり。非日常だって日常だって、『僕の世界(なか)』では同じように、そう簡単に上手くはいかないんだ。
…とかいうハンパな記述どころではない、ミラクル極まりないエキセントリカルアドベンチャー&甘酸っぱい中学生ライフ。思わぬ秘密が明かされたり、思わぬ誤解が生じたり、でも肝心の謎は思うようには明らかにならなかったり…と見所満載のエピソードに加えて、著者氏お得意の半歩スカしたギャグもいい具合にマッチしていて最高に面白いです。コレでもう少し刊行ペースが速ければ…<前巻が出たのが11ヶ月前ですよ。せめて年2冊は出して頂けないモノだろうかと(T▽T)
ソリャそうと、今巻は新登場のキャラ(特に女の子)が多数いて(しかも数は多いが決してぞんざいな扱いになっていないのがいい)賑やかになってきた事も嬉しいのですが、中でもかおりちゃんとマキちゃんの関係がいいですよ。そしてちょっとおしゃべりなかおりちゃんが『どうしておしゃべりしてしまうのか?』という理由が、ちゃんと物語に関係しているのも上手いよなぁと感心。
…あと、このマンガに足りないのはメガネっ娘だよなと!衛藤氏画のメガネっ娘キャラを熱烈に希望!