2004/8/5

銀のトゲ 4巻/喜多尚江白泉社
忘れそうになる頃にじりじりと刊行されるシリーズ。それまでは『未知なる存在が未知なるがゆえ』として恐怖をぶつけられる事はあっても、個人として認識された上で憎まれる事はなかった茨木に対し、そういった負の感情を抱く人物が登場。物語総体宇の締めとしての盛り上がりにも見え、反面ただのエピソードにも見え。まぁ(良い意味で)どこで終わっても良い作風の作品であると思うので、またのんびりと続巻を待ちたいと思います。
今巻初登場の佐由理ちゃんは良いキャラだなぁと思ったので、今後も話が続くのならば彼女は大事にして頂いて、是非綱との双方向での甘酸っぱいエピソードを展開して頂きたいなと切望。この作品は基本的に女の子の一方的な片思いばかりが語られていて(ソレはソレで萌えるのですが)少々物足りないなぁとも思うモノで。
お兄ちゃんと一緒 2巻/時計野はり白泉社
今巻も告白されたり手袋を編んだり、あまつさえ水着姿まで披露してくれたりする極上天使な桜ちゃん!そりゃアナタ、桜ちゃんが客引きするような海の家だったら喜び勇んで飛び込みますとも自分!ああああもうかわいいなぁ!あまりに可愛すぎてどうしていいのか分かりませんよ!<いや、どうにもしなくていい…というか、どうにもしようもないし<つ〜か2次元の存在に対して何をどうしたいというのかこの病人は?
第8話では「洋介よ…所詮貴様では桜ちゃんのあの萌え具合には叶うどころか足下にも及ばぬのだ!」と思いながら、「しかしあの兄弟共は、逃避する時はあの公園のあの場所がデフォなのか?(笑)」と思ったり。
あと、コミックス販促用の店頭POP用の絵(<重いので注意)が死ぬ程かわい過ぎますよ!お兄ちゃんはどうでもいいから!ウサぐるみの桜ちゃんを売ってくれ!頼む!(T皿T)<をいをい
加えて夏のコミックスフェアで、帯に付いている応募券で申し込みをすると、13作家各15名のカバーイラスト高品質複製原画のプレゼントが当たるのですよ。その中には著者氏の名前も!コレはもう応募するしか!するしかない!例え「当たらないって15名なんて…」と思っても!
…いや、もう感想とかどうとかいう以前に文章にすらなっていない気の狂った人の戯言を書き連ねるばかりで、読んで頂いている方々には本気で申し訳なく…でももう本当に、どのシーンのどのコマを見ても、桜ちゃんがかわいくってどうしようもないこの暴走特急ノンストップな気持ちが!荒んだこの心を問答無用で癒しまくるあの子の存在が!溢れて止まらないのです!ああ〜!(エンドレス&フェードアウト)
巻末読み切りの『ガクチュー』と、それネタな描き下ろしマンガも良かったです。初々しく爽やかで、時にほろ苦くも甘酸っぱく…そんな話をえがくのが上手い作家さんだよなぁ本当に。