攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG 6巻を購入&視聴。
久しぶりに大筋を外れた幕間エピソード的挿話の11話は、ファーストシーンの少佐の滑空の挙動が美しく…そして9課採用への門は狭いよなと(笑)
先の展開を予測させられながらも、全編に漂う懐かしく切なくも暖かい雰囲気と、そのノスタルジーを支えた作画演出の妙味にはじんわりと感動できました。あと、候補生の再試を申し出るバトーさんの言動が可愛いかったですな(笑)
12話は、集った『個別の11人』の『自分がした奉仕』の報告をするシーンを見て「ガキの自慢話大会か?」と思ってちょいと苦笑。というか、何となくクロ高に出てくる不良達のネタ話を連想してしまったり(^^;;)。でも、自己の正当性を盲信する肥大した自意識の発露ってのはあんなモンかもなぁとか?
あと気になったのが、作中で言われる所の『憎しみの連鎖』という概念。
『個別の11人』による一連の事件の俯瞰的な報道などの描写はあるモノの、物語を追う視点が9課の位置に固定気味なため、情勢はある程度把握できても、あの世界の日本に住まう国民や召慰難民のリアルな対立感情は視聴側にはイマイチ伝わってこないのですよな。まぁその辺は今後えがかれたりするのかなぁ?
ところで『人気電脳ラッパー・伝説』…あのキャラ名を何度聞いても笑えてしまうのは自分だけですかね?
そして本編(え?)『タチコマな日々』。
アメコミ風…というか荒木風なタチコマで爆笑。「リセット・ザ・ワールド」(<この単語の発音がまた可愛いし!)ってアナタ…スタンド名はソレですか?(笑) でもって『TO BE CONTINUED』っていうのはエンドレスオチですかい?(^^;;)
あ、オマケのパンチボールなタチコマ…殴れませんよ、あんな可愛いヤツを!(T▽T)
しかし今巻(11、12話)は作画が安定しておりましたね。特に11話。今後も中村悟氏(作監)の担当を増やして頂きたいです。波の激しいジャケット絵(^^;;)も今回は格好良かったので非常に嬉しかったです。