2004/9/13

のだめカンタービレ 10巻/二ノ宮知子講談社
千秋&のだめ、ヨーロッパ上陸…というワケで、パリ編始動。大きく舞台を移しても2人の有り様や活躍やダメっぷり(笑)による笑いと面白さは相変わらずで一安心。そして分かり易い進展はなくとも、確実に縮まっていると感じられるだめと千秋の距離を表す随所の小ネタエピソードもいい感じですよ。
後は今後ののだめの音楽的な活躍がどうなるかが楽しみな所です。いかん、また既刊を読み返したくなってきた。
もっそれ 2巻/南国ばなな/新書館
いやもうこんなバカマンガはそうはねぇ!<最大級の褒め言葉
大病院の息子で見た目可愛い系美少年だが、致命的に耳が腐っている上に頭のネジというネジが飛んでいる千歳。料理上手でルックスは悪くないが、人として損なってはならない大切な節度が沸騰蒸発している暴走核融合炉で女王様崇拝者な羽田。この気の狂った2人に挟まれたホモの人だが、ソレ以外はごく真っ当な常識感覚を持つ(が故にいわれのない苦労を一身に背負う)屋久島。
絵柄だけ見ていると激しくボーイズラブ系の達者な絵なのに、前述の3人が繰り広げる激しすぎる程すっ飛ばして宇宙空間に打ち上げられているようなネタの内容がソレを許さないというか…実際腐女子の姐さん方がこのマンガをどのように捉えられていらっしゃるのが気にかかる所です(^^;;)
…という作品ですが、バカマンガスキーな野郎様の方々ともこの笑いを分かち合いたい作品でもあり…しかしあの絵のコレを書店で手に取るには、ある意味命綱のないバンジー的な勇気が要るのが激しく難な作品だよなぁと。
分かりますとも…だが伝えたい!こいつらのハジケはカズフサ(ラブやん田丸浩史)をも越えていると!
そんなワケで、所々に(色々な意味で)素敵な女子高生やお姉さまや幼女も出てくるので、バカマンガスキーな同士の方々も、是非勇気を出してご覧下さい(^^;;)