2004/9/16

フルーツバスケット 15巻/高屋奈月白泉社
長々と引っ張っていた比較的大きめの伏線が一つ解消。例えそれが想いの全てではないにしろ、やせ我慢でも開き直りでも、たどたどしく紡ぐ言葉を吐く事で据わる気持ちもあるワケで。
この作品を読んでいると、「変えようも逃れようもない現状で、それでも(社会規範や道義から外れずに)少しでも心地よく生きていこうとするならば、他と折り合うなり、(それがどのような方向にであれ)自分の価値観を変革するしかないのだなぁ」という事を改めて思ったり。それは薄ら暗い過去があろうが無かろうが、同じ事で。まぁ、自己存在あるいは自意識以外の全てを捨てるならば、それ以外の方法もいくらでもあるのでしょうが…って、ゴメン、まとまってない(^^;;)
しかし透ちゃんはどんどん神がかった…というか(特定の嗜好を持つ読み手の)色々な夢(&萌え)の詰まったキャラとして純化されていきますなぁ…ええ、自分もその特定の読み手ですが。いいじゃん!現実にないから夢なんだよぅ!見させてくれよ夢を!(笑)