2004/11/7

OZ 1巻/樹なつみ白泉社
1990年、一発の誤爆によりわずか40分の第三次世界大戦が勃発した。その40分がもたらした『核の冬』により壊滅状態となり、戦乱と混迷の収まらない31年後の地球。世界規模の『戦国時代』が到来した世の中で、ささやかれる一つの『伝説』…それは大戦前にひとつの頭脳集団(シンクタンク)が作った、飢えも戦いもない最先端の科学都市である巨大シェルター、『OZ』の伝説であった。
兄を捜す生体工学の天才少女博士フィリシアのお守りを命令された傭兵のムトー軍曹は、フィリシアの兄が差し向けたバイオロイドの1019の誘いにより、彼女と共に伝説の地『OZ』を目指す事になる。
オリジナルの刊行は14年前で、今回刊行されたのは、大幅な加筆修正とコミックス未収録の番外編を全て収録する『完全収録版』…という事で、最初の大判のコミックスを持っているものの、また買ってしまいました。まぁ昔のは押し入れの中で取り出せないからいいか(T▽T)
ずいぶんと久しぶりに再読したのですが、やっぱり面白いですよ。この先がまた面白燃えるのですよな。名作は本当に色あせませんね<だからこその名作。
SEX 1巻/上條淳士小学館
こちらも再刊行版。古い作品なのに、あまり古さを感じさせない画面が凄いやらカッコいいやら。そして十年の年月を経て改めて見たカホは、今見てもやはりいい女だった…惚れ直しましたよ。
しかし帯文句の『初の完全単行本化/全7巻、書き下ろしカバーで毎月刊行!』って…『完全』の所はともかく『(初の)単行本化』ってのはウソやん!大判で2巻まで出してたやん!
でもって確認しようと引っ張り出した、93年刊行の大判2巻の帯にも『全7巻続々発売予定/もう待たせやしないぜ…!!』とか書いてあってマジ泣けましたよ…3巻以降の刊行を信じて、今まで押し入れにしまわず本棚に置いていた自分がちょっと哀れで可愛いです(<ナル?) 今度こそ信じていいんですよね、小学館さん?(T▽T) 「ちうか、昔も思ったけど『全7巻』分も連載してたっけ?」と(笑)
とりあえず、今度こそ全巻刊行を果たして頂きたく。でもってスピリッツで連載してた『8』も、3巻以降はいつになったら読めるのだろうかと遠い目に…でも大丈夫。己は『そのファンは全て気が長く忍耐強い』と言われる火浦功ファンですから、ええ。例え信じられなくとも、ただ待つ事は出来るのです(笑)