2004/11/22

リアル 4巻/井上雄彦小学館
メインor脇を問わず、あまりに濃密で圧倒的な登場人物達の感情の奔流には飲み込まれてしまいます。絶望と希望の果て無き深さ。彼らのような強い望みを抱けぬ希薄な自分は、遠くから彼らの苦しみと喜びを俯瞰しつつ、それでも一抹の憧れを捨てきれないのです。
ああっ女神さまっ 30巻/藤島康介講談社
ウルドに超爆安と言われた蛍一の『幸せ』ですが、自分も割とそのタイプ(その昔、上司に同じ質問をされて答えて「お前の幸せは安いな〜」と苦笑されました)なので、もの凄く笑えたり笑えなかったり。でも蛍一はその『最たる幸せ』がすぐ側に在っていいよなぁと…自分は今、その『最たる幸せ』とは少々遠くなっているもので。あ〜、早く3億円当たらないかなぁ(^^;;)
ベルダンディの『博愛』には憧れはするものの、反面神々し過ぎる面があって縁遠く感じてしまうのですよな。女神ならざる小さきこの身には、ウルドの『親愛』の方がより暖かく感じられます。そんな気持ちで「ベルダンディがもっと蛍一(全てではなくたった一つのかけがえのない誰か)に執着するエピソードがあっても良い(というか萌える)よなぁ」…などと思っていたら、今巻の引きが正にそのようなカンジで、続巻の展開には非常に期待しております。
げんしけん 5巻/木尾士目講談社
やはりジャ○プ系は基本なのか、大野さんよ?そして咲ちゃんの言葉で右往左往する斑目(あ〜んど秋葉専用(ヨソ行き)専用服誕生)のバカ愛らしさよ(笑)
でもって当落通知が来てから原稿作業をするリアルさで笑い、更にちょっと漢(おとこ)気を見せたと思ったら即失墜の笹原のダメっぷり&咲ちゃんの名プロデューサー具合と荻上ちゃんの働きがグッジョブ!あと、高坂…オマエ邪悪過ぎ(^^;;)<しかし咲ちゃんはそんな彼氏を見て何を言おうとしたのだろうか…気になる(笑)
ちうか、読み終えてから裏表紙側の帯を見て、初回限定のしおりが入ってなかった事に気付き!許さぬですよ文○堂!水曜(休み明け出社前)に交換に行きますぜ!ヲタですからな!<マジで
xxxHOLIC 5巻/CLAMP講談社
ついに帯コメントに京極夏彦氏が登場。その氏の文句がまたそつがないというか。グッジョブ!(笑)
どこかで見たような凡庸なネタ具合は相変わらずで。まぁぶっちゃけ絵が見たくて買っているだけの本なので、もこな氏の功罪は大きいですよ(笑)
ここに来て後に引くような伏線(羽根のエピソード)を出してきておりますが、コレが『ツバサ』がらみの伏線だったらいたたまれねぇなぁと。所々がリンクしているだけならお遊びでしょうが、そろそろこの作品独自の伏線も欲しい所だよなぁとか。
作品独自の伏線と言えば、ひまわりちゃんはやはり『負属性の門(ゲート)』系キャラなのでしょうかね?



■他購入マンガの感想は後日。今日は刊行(というか購入)点数が集中した日であったなと(^^;;)