2004/11/26

メリーちゃんと羊 1巻/竹田エリ集英社
『メリーちゃんの世界は人間系→生物系→人間系の隔世遺伝で成り立っている』…という、メリーちゃん(人間)とそのパパ(死んだ実父の弟で羊)を中心(?)に展開する少し不思議な世界設定で展開する、結構生臭い悲喜こもごもな4コママンガ(笑)
パンダ(酷薄押し売り系アイドル)、ライオン(アル中手前の無能警察官)、魚(卵大好きセクハラナマモノ)を父に持つメリーちゃんのオトモダチの不憫さとたくましさが笑えます。著者氏独特の黒さ溢れるシニカルな笑いが活き活きと(…というかある意味生々しく)前面に出ていて面白いです。
しかしある意味一番面白いのは著者近況マンガ。『私立T女子学園』の大崎のモデルになった方がまさかあのような…そんなん大崎じゃない!<いや、あくまでモデルだから(^^;;) しか姉上様は相変わらず姉上様的な恐ろしきご活躍っぷりで…あの姉上様の半径100㎞内には生存したくありません<というか、生存すらあやういというか?(笑)
【オマケ】→私立T女学園名言集
よつばと 3巻/あずまきよひこメディアワークス
疲れて荒んだ心を癒すよつばちゃんの一挙手一投足…ちっこいなぁ!純粋だなぁ!かわいいなぁ!(T▽T)
特に『お盆』の回の『花キューピット』は秀逸。「どうして父ちゃんはあんな萌え衣装を持っていたのだ?」とかいう疑問はさておき、もしよつばがあの格好で現れてお花を差し出してくれたら即座に攫いますよ…じゃなくて、仕事でどんなにやさぐれても、プライベートでどんなに荒んでいても、きっとあの婦警さんがそうであったように「がんばろう」という気持ちになれると思うのですよな…ああ…本当に現れないかなぁ…<果てしなく限りなくフリーダム遠い目
そしてそんなかわいいよつばをいじるあさぎや公園のおばあさんの気持ちにも共感できるのです。かわいいものは、ちょっとからかいたい。だってそうするとかわいいものは、より一層かわいい姿を見せてくれるから。
あと、影の薄いお父さん(同じ『父』でもあずまんがとは大きな違いだ(笑))のスカされかたと、ジャンボの良さと分かり易さ(笑)も心地よいです。
お仕着せでも押しつけでもない、ただ見ているだけで心和める…そんな奇跡のような存在。ちょっとクサくかなりベタな言い回しですが、よつばとソレを取り巻く世界は自分にとってそんなアレです。アレは何?何はアレ。お金なんかはたくさん欲しいけど<@途中までユニコーンの『大迷惑』