2004/12/8

OZ 完全版 2巻/樹なつみ白泉社
今巻では物語そのものはほとんど進展しないものの、登場人物達の心情や関係をじっくりとえがいた展開は非常に楽しめました。
…というか、オリジナル版以来数年ぶりに改めて読み直すと、ムトーのカリスマ性を通り越した魔性っぷりには目を見張りますよ(^^;;) だがしかし、ムトーが(色々な意味で)様々な人から惚れられる理由(キャラクター性)は読み手にも素直に理解&納得ができるモノなので、その事に驚きはしても違和感はなく。読み手側もムトーには惹かれますものな。魅力的なキャラクターの創造は著者氏のお家芸だよなぁと再認識。あ〜、『花咲ける青少年』を読み返したくなってきた!