2005/4/17

夢幻紳士 幻想篇/高橋葉介早川書房
莫大な遺産を相続した事で危難に見舞われる『僕』を救うために、その黒衣の男は現れた。
…ネタバレが怖いので内容にはあまり触れられず。短編連作で1冊で完結しているので、古き良き日本の幻想文学系が好きだと方にはオススメします(値段が少々高いのが難ですが)
タイトルを見てすぐ「あ!」と気付いた同士の方には、「魔実也が還ってきたよ。とりあえず買え」と笑顔で言いたいです。魔実也は相変わらず格好いいですよ。
いや、自分もよもや今になって新作の夢幻魔実也に再会出来ようとは夢にも思わず、本屋で見た瞬間には「ひうぁっ!?」と奇妙な音を上げて息を呑んでしまいました。
いやも〜すんげ〜嬉しい!!!
しかも新しいシリーズ(逢魔篇)もミステリマガジンで連載中との事なので、更に新作が読めるのかと思うと神(というか著者氏と編集の方)に感謝の祈りを捧げたくなります。あー、本当に長生き(?)はしとくもんだな。