2005/4/19

天上天下 13巻/大暮維人集英社
おお、久しぶりにちょいと宗一郎が主人公っぽい展開に! …でもやっぱりまだまだ真夜(or光臣)の存在感には届いていない気も…(^^;;)
ナニゲに雅孝ラブな円ちゃんがめちゃめちゃかわいいですよ。「ラブコメ追加要員なのか?」と思ってしまった新登場の志鶴も美味しいなと。彼女も使い捨てではなく、準レギュラーとして採用して頂きたいですよ。そして是非亜夜とも争って頂きたく(笑)<大暮作品の小ネタギャグ的なラブコメ演出が大好きなので
でもって、またしても災難に見舞われるあのタクシーの運ちゃん…あれだけのバイオレンスな面子に色々と引きずり回されて大変な目に遭いながらも、何だかんだでケガ一つ無くいられるこの人が、実はこの作品で最強の存在なのではないかと思い始めた昨今です(笑)
てるてる×少年 11巻/高尾滋白泉社
完結。散々引っ張ってきた伏線である『御城家の秘密』は、要素は伝奇的なのに実像は(ドリーミー系な)ファンタジーだったなぁという印象で。まぁこうして読み終えてみると、(端的に言えば)自分にとってこの物語内で起こる出来事はすべて『しの姫をより魅力的に見せるための舞台装置』でしかなかったなぁと<ソリャ単に自分がしの姫激萌えな視点で読む事に重きをおいていたせいであるとも思いますが(^^;;)
いや、でもしの姫には『作品の全てがそのために』と言えるだけの魅力があると感じるので、「ちょっと強気な清純派の『少女』に萌えたい!」という方にはこの作品をお薦めしたいですよ。本当に愛らしいですから、しの姫は! 最終巻近くはシリアス展開なので涙顔が多いのですが、それがまた…今巻は三島次男の不躾な発言に対して見せた怒りの涙顔にヤラれましたよ。あの誇り高さや潔癖さがもうたまりませんわ<かなり病みがちな発言
時間をみつけて、もう一度1巻から通読してみたいと思います。