2005/4/27

だめっこどうぶつ 2巻/桑田乃梨子竹書房
ほぼ2年ぶりの続巻…アニメの放映中に刊行できなかった事は、出版側にとっては痛かったのではないだろうかと余計な勘ぐりを(^^;;)
久しぶりに読んだせいかどうなのか、うる野のダメっぷりに拍車がかかっているような…「やはりこの作品は、そんなダメなうる野をイジる、ゆに彦さんの言動を通じて生暖かい目で見て笑うのが楽しいのだよな」と思いながらも、性格的にはどちらかといえばうさ原の苛立ちツッコミの方に共感してしまいます。
しかしそんなダメ〜なうる野の言動の中に、時折妙に共感できる部分もあり…その部分を改めて見直すと、自分のダメな部分もよく分かったりするのがどうにも切なかったり。とりあえず今巻でうっかり頷いてしまったのは、『自分の知らないとこで女の子にモテてる奴』を妬むうる野…いや、でも夢だよねソレは!?<ダメ野郎(^^;;)
ネコ科乙女の会の面子とそのアバウトな活動模様や、新キャラを含めた微妙なラブコメ具合にはいい具合に萌え萌えしてしまいます。このもどかしさと一体の(始終一方通行で空回りな)恋模様がまた、何ともクセになる面白さで。とりあえず頑張れタカ岡! フラレ者の仲間意識から恋に発展する事も、ないとは言い切れないし!<微妙な弱気さ(^^;;)<あ、でも著者氏の『青春は薔薇色だ』のシリーズは、そのパターンじゃなかったか?