2005/5/20

軽井沢シンドローム SPROUT 5巻/たがみよしひさ秋田書店
自らの心身を長く苦しめてきた過去を受け入れ、ようやくあの『耕平ちゃん』が復活しましたよ〜!お〜ぅ!(T▽T)<感涙
やっぱり耕平ちゃんはかっこいいですよ。幼いあの日に憧れたように…そしてそんな自分が当時の耕平ちゃんを追い越した今、更におっさんになった耕平ちゃんを見ても、あの日の憧れは色あせんともさ!おお!(T▽T)
…とか、そんな耕平ちゃん復活と呼応するように、ストーリーも往年の『軽シン』ぽいステキバイオレンスな展開になってきましたよ。ヘタレ息子の薫平も、少しソレっぽく格好良くなってきた…気が? まぁまだまだ耕平ちゃんには敵いませんが。でもって「プラスチックな絞殺死体」という名言を残したあの彼女の親族もついに登場!…誰か旧作と今作の人物相関図(というかもはや家系図)の一覧を作ってくれないものだろうか(^^;;)
そしてある意味本編よりも気になる巻末の著者近況マンガが…色々な意味で大丈夫ですか先生は?(T▽T) ともあれ先生のご健康を祈りつつ、続巻を待ちたいと思います<コレまた面白い所で続いてるんですよな〜。



新・花のあすか組 3巻/高口里純/祥伝社
あすかが抜けて以来空位だった側近“左”の座を巡るゲームは、その背後にある幾多の勢力の思惑を少しずつ露わにしながら、状況を更なる混迷へと導く。
全中裏の階級闘争の面白さは相変わらずですが、ソレにも増して面白いのが、イジメられっこでメールの早打ち名人な世利奈のバトル。
独創的なルールによるバトルはこのシリーズの面白さの大きな要因ですが、今回のシリーズで戦闘ツールとして設定された『携帯電話』を駆使したバトルが熱いのですよ。
実際には地味そうな『メールの早打ち』という行為が、効果的な舞台設定や条件戦闘という描写でえがかれる事により、携帯は拳銃に、早打ちは銃弾に…まるで西部劇のガンマン達が繰り広げた一撃必殺の勝負を見るような熱いシーンが展開し…スゲぇなぁコレ。
しかも力も勇気も持たないごく普通の女の子が、大人から見れば他愛のない、だがたった一つ手にした携帯と技だけでもって、痛みを恐れる弱い心で精一杯振り絞った勇気を胸に戦ったりするワケですよ。燃えかつ萌え! 季穂との間にぎこちなく産まれかけている友情もいいですよ。今後の展開に激しく期待しております。
その他の萌え点としては、薔薇の宮の動きやルックスが今更ながら萌えだったり、あすかに瞬殺された(笑)赤鬼(ポニーテールでミニスカブレザー&眼帯)がツボだったり、復活の星紋&巴紋の参戦が熱かったり。あ〜、やっぱ大好きだなぁこの作品。今巻も上質の燃えと萌えをありがとうございますという気持ちで。
…なんですけれどもね…どうも巻数が進むごとに作画が微妙になってきているのがちょっと気になりますよ。特に左向き時のキャラの輪郭線が(^^;;)