2005/5/25

フラワー・オブ・ライフ 2巻/よしながふみ新書館
もういっそ、『すごいよ!!真島さん』とか、『ストップ!!真島くん』とか、『ああっ間島さまっ』とかいうタイトルに変えても問題がない気がする程、『ルックスだけは勝ち組だが、心の底まで腐ったオタクなので、全てがダイナシ』な真島が大活躍な今巻…いや〜も〜未読だというヲタの皆様には、とりあえず読んで頂きたい1作です。著者氏の来歴や絵柄からすると女性向けっぽいですが、むしろ男ヲタ諸兄に推奨したい気持ちで。
骨の髄まで腐ったヲタで、他を省みぬ徹底した自己中心派。自らの欲望の欲するままに、偏ったヲタの思想と病的な萌え(だが妙に共感できたり…)に基づく価値観によって生きる男である真島…その振る舞いには「いくら何でもソレは…っ!」と思いつつも、その思想にはうっかり心酔してしまったりする彼の武勇伝は、今巻の文化祭エピソードに於ける『プライスレスな台詞(美少女に対してその存在を踏みにじる、ある端的な言葉)の発言』によって、もはや伝説の域にまで達したかと!
ソレを見るこちらの理性は「をい待て!」とブレーキをかけるのに、心の薄ら暗い場所からこみ上げるリビドーっぽい何かを否定する事はできないといった状況で…正にお金では買えない何かっ! 正直自分もちょっと言ってみたいですよあの台詞!(^^;;;;;)<滝汗
しかもその後の『一括払いだ』なる行動により、彼の存在はもはや生き神様へと昇華したかと! ま、真島あああああ!!!! Σ(T▽T)
そんな真島様(もう様付け)の今後の伝説的行動を、今後も猛烈に期待しております。しかし前巻刊行が1年前…次巻はもう少し早く刊行して頂けると嬉しいです(^^;;)



迷宮百年の睡魔/原作:森博嗣・作画:スズキユカ幻冬社
ミステリー作家の森博嗣の原作小説のコミカライズで、同コンビによる『女王の百年密室』の続巻。
前作もそうだったのですが、今作共々原作小説を読んでいないので比較はできないのですが、マンガの方は物語の展開にはさほど意味はなく、絵で表現される詩的な世界を目で楽しむ作品だったなと。
良くも悪くも雰囲気を味わう作品なので、合わない人にはただ退屈な作品になってしまうだろうなぁと思います。自分の場合は、まぁ値段分は耽溺できて、次回作が出たらまた読むかなといった具合でした<淡泊な感想だなぁ(^^;;)