2005/5/31

ナツノクモ 4 (IKKI COMICS)ナツノクモ 4巻/篠房六郎小学館
紆余曲折の果てに、ようやく『動物園』へと到着した、『エンジン男』トルク。だが『動物園』の平穏を脅かす真の敵は、その内部へと深く姿を潜めていた。
新展開。心を寄せた大切な人を失ったガウルの心は未だ迷走を続けているものの、その心も力も、少しづつだが確かに成長し始めている…というのが、謎多きまま展開するストーリーや、魅力的な戦闘アクションと共にきちんと描写されているのがいいなぁと。
伏せられた様々な過去とその謎を軸にした物語ですが、それらを回転させる動力が彼女の成長であるように思うので、(謎ばかりが先に一人歩きしている事へのもどかしさも少々感じはしますが)今後もこの軸と動力がバランス良く機能する事を願います。
そいやまたウッカリと1巻から読み返してしまったのですが、2巻の巻末マンガに『見込みが正しければ、4巻くらいからはすごい萌え漫画になっているっぽいですから』とかいうコメントが…いや〜『燃え』てはいますが『萌え』は…(^^;;)
あ、でも胡散臭いメガネさんなクランクの活躍は、確実に自分の中で『萌え』の対象となってきましたよ。あと、メリノーがガウルに執着している仕草を見せるのや、ナイスバディーなおっとりさんだがキレると怪力系なジージャさんにも萌えを感じます。
その辺も含めて、今後の話運びがどうなるか、非常に楽しみです。