2005/8/25

機動戦士ガンダムさん さいしょの巻 (カドカワコミックスAエース)機動戦士ガンダムさん さいしょの巻/大和田秀樹角川書店
月刊ガンダムエースに掲載されたパロディ作品集。読み手をガンダムファンに限定するのがアレですが、ファンには絶対のオススメ作品(まぁファンはチェック済みだよなコレ)。
この作品のシャアの、アホな子供スピリット全開の振る舞いがいちいちツボに入りますよ。しかし大人気ない振る舞いという点では本家もコレと大差ないよなぁ(笑)<問題発言
あとウィンドウズネタが…宇宙世紀になってもアレなのかゲ○ツ(笑)
でもってアッガイたんが猛烈に萌え可愛いですよ!自分もアッガイ谷に行きたいです。フィギュア化を猛烈に希望!全員サービスのは掲載誌をチェックしていなかったので入手し損ね…ふ、不覚!(T皿T)<血涙
それにしてもプロ作家が執筆したパロディ作品のコミックスというのは、質が高い上にお値段もお得な同人誌だよなぁとか。有難い話ですな。



殺し屋さん(1) (アクションコミックス)殺し屋さん 1巻/タマちく./双葉社
依頼があれば何でも殺し、依頼がなければ何も殺さず、殺し以外の法律を守り供養を怠らず、自殺や戦争には反対する。
そんな『殺し屋さん』と愉快な仲間達による、『ねえよ!』『よく聞け!』『ちょっと待て!』なツッコミ心をくすぐられまくる、オモロナンセンスの4コママンガ作品。タナトスとホメオタシスの、狭間の笑いは紙一重<何だソリャ
B.B.Joker』(の、特にホストのネタ)を思い出すなと思ったら、原作者が同じでした。
BBと違って主人公やメイン登場人物が一定なので、より親近感を…いや、親近感はともかく(^^;;)愛着は感じるなと。
個人的には『殺し屋さん』と『父さんの仇女』のベタなエロダジャレ的やりとりが非常に好きです。「お前らは中学生の童貞と処女か?」という空回りっぷりがたまらんですよ。
あと、作品中唯一のまともな感覚を持つ『お弟子さん』の消極的なツッコミと、知性と本能の狭間で苦悩する『ゴローさん』(警察犬)の気持ちを思うと、更に笑いが止まらないという。あー、早く2巻が読みたい!

すもももももも 2―地上最強のヨメ (ヤングガンガンコミックス)すもももももも 2巻/大高忍スクウェア・エニックス
武術家の家に生まれながらも武芸とは縁無く過ごしてきた主人公の元にやってきたのは、一途で愛らしい地上最強の嫁(自称)。そんな彼女を倒すべく現れたのは、忍びっ娘な地上最強の妹キャラだった!
…というワケで、可愛い絵で様々な萌えシチュエーションと、スッ飛ばしたギャグとを同時に供給してくれる素敵ラブコメマンガの第2巻。
新登場のいろはちゃん(15歳)はなぁ…アレであと2歳若かったら完璧だったのになぁ…<病んだ方向に細かい嗜好
個人的にはむしろ(このマンガならではの)おかしな方向に運命を翻弄されているメガネっ娘委員長の涙混じりの煩悶っぷりがかわいいやらおかしいやら。
それにしても、主人公どころかもも子の存在感までもがどんどん薄まっているのは問題ではなかろうかと…ヒロインなのに(T▽T)

天体戦士サンレッド 1 (ヤングガンガンコミックス)天体戦士サンレッド 1巻/くぼたまことスクウェア・エニックス
礼儀正しい悪の組織フロシャイム、その幹部ヴァンプ将軍と怪人軍団は、正義の味方サンレッドを倒すべく、インスタントラーメンを食った食わないでケンカしたり、隣家の騒音公害に悩んだりしつつ、呼び出しをかけたはいいがボコられたりしながら戦い続けているのだ!今日も明日も明後日も!in川崎!
やさぐれヒーロー(しかもヒモ)なサンレッドにパシられたりボコられたりしながら、妙に小市民じみたアットホームな日常を送る、のんきにも程がある(だがソレがいい!)悪の組織の生活臭溢れるトホホエピソードには、どうにも心を温められてしまいますよ。う〜ん、癒し系ギャグだ(どうでもいい話だが、この『癒し系』という言葉、思いの外寿命が長く、なかなか死語になりませんな?)
将軍を見ていると、やはり組織のトップには人望が必要だなと改めて思いますよ。能力は部下が持ち寄りで支えられても、ソレをまとめる側の求心力がないとなぁとか…<半端にリアルな感想オチはよせ(^^;;)

■今日は期せずして、それぞれタイプは異なるながらもギャグ&コメディな4本立てだったなと。しかし自分でも自分の笑いのツボを明確に把握できていないので、お笑い系作品の感想を書くのは難しいですよ。
まぁそこには、言葉で理由を付ける(解析する)事で『楽しい気分』を解体してしまいたくないという気持ちもあったり。考えるんじゃない、感じるんだ!