2005/10/9

ういうい・days 3 (バンブー・コミックス)ういういdays 3巻/犬上すくね竹書房
絶滅していそうな反面でまだそこかしこに存在していそうな純なボーイズ&ガールズの、イマドキでもオシャレでもない不器用でまっすぐな恋心をえがく短編連作集も3巻目。
登場人物達よりも読み手が赤面してしまい、「ごちそうさまでした」とつぶやかずにはおられない甘酸っぱさがたまらん作品ですが、今巻はその尖兵(笑)である潮と妙子ちゃんのエピソードが少なかったせいか、既刊よりは悶えずに読めたかなと。
しかしこの作品はその『悶え』部分が醍醐味なので、少々物足りなさも感じてしまいますよ。次巻こそは2人の『うれしはずかし彼氏彼女(だが超牛歩)のステップアップ』エピソードを期待しております。
で、今回の見所は、歳の差&遠距離恋愛な薫子ちゃん祭りで。
「こんなんねぇよ!」「誰の夢の話だよ!」「そこに行けばこんな夢も叶うというのか!?(ガンダーラゴダイゴ)」といった、『もはやファンタジー』(<むしろそんな現実なぞがありえた場合(そして自分の人生にはそんなすンばらC〜夢☆はありえないという事実に)舌を噛み切って死ねそうなので、夢はあくまで夢であってくれ)な薫子ちゃんの存在とその恋…。
近所の子供には優しくしておくべきだなという教訓に溢れた話だよなぁ<しかしコレは、日本むかし話な『正直者に(タナボタで)福が来る』系の説話なので、見返りを求める何らかの下心がある時点でNGだろういう…(死)