2005/11/26

鉄壱智 2 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)鉄壱智 2巻/なるしまゆり一迅社
神域を出た小さな神・鉄壱智は、帳簿に名を連ねぬ神を狩る『神違え』に追われる人間を成り行きから守る事になるが、その渦中で自らが連なる山の神である夜長彦が、神違えに狙われている事を知らされる。
神域たる山へと急ぎ帰る鉄壱智は近道である洞窟を辿る途中で、身分を隠して神違えに同道していた朔ら彦と邂逅する。ひとときにも満たぬ彼らの出会いは、物語をどこへと運ぶのか?
まだ目立って大きな事件は起こっていませんが、著者氏の長編作品でいつもそうであるように、「ああ、コレは後になって「あの時のアレはそういう意味だったのか」と納得するようなネタなのだろうなぁ」と予感させる前振りが色々と。楽しみ楽しみ。
あとは前巻に引き続き今巻も千花夏お姉様萌えで。蝶子ちゃんもかわいいけれどもやはりお姉様の魅力とメガネが一番です(笑)



CYNTHIA THE MISSION 2 (ZERO-SUM COMICS)CYNTHIA THE MISSION 2巻/高遠るい一迅社
『EVIL_14』のエピソードは、雑誌掲載時に例の小学生の同級生殺人事件があって、「うわ〜、大丈夫かコレ?」と心配したっけなぁと思い出し。
『殺人の善悪』は、『善悪』を何(宗教・倫理・哲学など)によってはかるのか、あるいは『死』ではなく『人間の生』をどのように解釈・定義するかによって差が生まれるような気がしたり<いや、この話題は掘り下げませんが。
ともあれシンシアが今後どのように『更正』していくのか、その成り行きを語る今後の物語がとても楽しみです。
次巻は姉からの刺客VSシンシア・弑・阿頼耶になりそうですが、個人的には命のやりとりをしていない時のシンシアと弑ぽんのやりとりが好きなので、共闘でもしてもうちょっと親密度が上がるといいなと願い。
でも弑が他者の存在に本当の意味で目を向けられるようになるには、先ず果苗が他人に心を預ける事ができるようにならねばなぁとも思い。頑張れシンシア。
ソリャそうと、フツーの一般人なのに人殺しでバトル超人な果苗や中塚にからんだり遭遇したりしても生き延びていられる、あの不良女子高生3人組の生命力というか運の良さはスゴいよなぁと。『天上天下』に出てきたタクシーの運ちゃんを彷彿とさせる逞しい存在だ(笑)
そいや、この作品と『まとちゃん』を読むためにWARDを購入していたのですが、連載は12/9新創刊の新雑誌に移行するそうで。新創刊誌は注目している作家さんが色々と参加されているので買おうと思うのですが、こうなると今度はWARDを買うのが辛いなと。でも『まとちゃん』がコミックス化されるまでは安心できないしなぁ…<切り取り保存しています(^^;;)
…って、あ、今月発売の秋号を買うのを忘れてた。買いに行かねば。

7SEEDS 7 (フラワーコミックスアルファ)7SEEDS 7巻/田村由美小学館
隕石衝突前の『夏のAチーム』候補者達のサスペンスに満ちた戦いをえがく今巻は、既刊のような環境によりもたらされたサバイバルではなく、人が人に科す『生命力』を試す生き残りレース。
事情を知らされずに冷凍睡眠させられて生き残った今までの登場人物達と違い、人類存亡の危機を知らされた上で目的のために選ばれた事を自覚し、生死を賭けて学び暮らす『夏のAチーム』の候補者達…で、メンバーは中扉の7人でFA?
彼ら『夏のAチーム』が、もうひとつの『はみ出し者(夏のB)チーム』や、春や秋のチームと遭遇した時に何が起こるのか…でも『冬のチーム』の例もあるし、彼らが本当に現在進行している物語上に姿を現すのかどうかは謎だよなぁという予測も。あと、出現しても秋や冬のチームのように覚醒する世代がズレていたりとか。
でもって要先輩が言っていた『死神』が百舌なのでしょうかね。
謎も興味も尽きず、今後の展開がとても待ち遠しいです。