2005/12/6

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)ソラニン 1巻/浅野にいお/小学館
下請け会社のアルバイトでイラストを描きながら、音楽への夢を捨てられない種田。二流OA機器メーカーで『毎日が我慢大会』なOLとして働く芽衣子。まだ二年目と長くはない社会人生活の中、彼らのモラトリアム期は続いている。
自分は彼らが抱くようなタイプの『夢』や『希望』を持たずに生きてきたので、彼らが感じている地から足の離れた喜びにも、足元を疎かにした事から生まれる絶望にも、正直全く共感はできないのですが。
…それでも何だかキラキラした小さいモノを懐に入れて、その眩しさに目をすがめたり、その熱に手をかざしたり、その重さによろめいたりしている彼らの姿には、心を惹き付けられてしまうのです。
ところでこの2人、『素晴らしい日々』に出てきていたような記憶があるのですが。あるいは似たような別のキャラ?
確認しようと部屋を見回して捜したモノの、既にどこにあるのか分からなくなっている罠が…orz