2005/12/8

兎―野性の闘牌 (9) (近代麻雀コミックス)兎 9巻/伊藤誠竹書房
ZOOを解散の危機へと追い込んだD・Dの刺客に、単身戦いを挑む俊。情でも義でもない『自分の戦い』を選んだその時、俊の前に望んで待ちこがれたあの人物が姿を現す。
前巻の刊行から2年も経っていたおかげで、これまでの展開をすっかり忘却してしまい、読み始めたら「何でこんな事になってるんだ?」とマジで考え込みました。で、前巻から読み返してようやく納得(^^;;)
かわいいのに今いちザコ扱いだったネコちゃんですが、今巻でテコ入れ&因縁対決の伏線も張られたので、今後の展開が楽しみです。
そして「いつの間にかただの良い人」(著者氏談)になってしまっていた愛ちゃんが、弟妹のためにどこまで発憤できるかにも期待したい所で。
でもってナイスヅカンな王子はコレで使い捨てるには惜しいキャラですよな。再登場を熱望(笑)



潔く柔く 2 (マーガレットコミックス)潔く柔く 2巻/いくえみ綾集英社
1巻に出てきた教師の梶間の、成就する恋の前段階の話。そしてハルタを失ってカンナとも離れた真山に惹かれる亜衣の恋。
それぞれが単独の物語としても成り立っているのに、続けて読むと更に深みが増すこの構成の面白味がたまらんですよ。1巻の由麻と今回の瑞希の、似たような条件から始まっている恋なのに、梶間を挟んだ過去と未来で全く対照的になっている展開とかが上手いよなぁと。
亜衣ちゃんの話はまだ続いてるんだよなぁ…だよね?真山はもう潔く、亜衣ちゃんに幸せにして貰えばいいと思うのだが。
あと、萌ちゃんが本当にかわいい。著者氏の描く、頭がちょっと温かいが、心はもっと暖かい…そんな女の子が大好きです。