2005/12/14

きみはペット(14)<完> (KC KISS)きみはペット 14巻/小川彌生講談社
紆余曲折悲喜こもごもありながらも、ついに結ばれたスミレとモモ。ご主人様とペットな関係から始まった恋の、大団円の完結です。
途中ダレた時期もあったものの、最終巻にはこの作品の愛と笑いと涙、いい部分が全部詰まっていたなぁと。特に影の功労者であるユリとの話は、今のスミレとの関係もふまえつつ未来も垣間見えてほんわりしましたよ。でも巌谷家関連のネタはもうちょっと読みたかったですなぁ。特にシノブお姉様の恋の話とか。
個人的に著者氏にはラブよりもコメディ色の強い作品を描いて頂きたいのですが、次回作はフィギュアのアイスダンスネタということで、ロマン系の話になるのかなぁとか。とりあえず著者氏の動向には今後もチェックを入れたいと思います。



ドリムゴード 5―Knights in the Dark City (BLADE COMICS)ドリムゴード 5巻/中西達郎マッグガーデン
伝説の大秘宝『ドリムゴード(黄金の夜)』を巡る物語、完結
伏線が回収しきれていない感は拭えませんが、ともあれ一応エピソードとしては一応収まってはいるかなぁと。ちうか雑誌掲載の最終回とコミックスの最終回が違うオチだという罠。や、やられた…<コミックス派なので雑誌のオチが激しく気になる罠
結局この作品は、何か大きな物語の序章、あるいはその外伝的な位置づけだったのかなぁという印象で。まだまだ広がりそうな世界設定なので、ソレを活かした新作にお目にかかりたいモノです。
…しかしキャラ絵が最後まで安定しなかったなぁ。あの世界造形でもう少しキャラ絵が安定したら、もっと化ける作家さんだと思うのですが<…と言い続けてはや2年と少し。まぁまだ発展途中だと思うので、今後の更なる進化に期待しております。