2005/12/19

GUNSLINGER GIRL 6GUNSLINGER GIRL 6巻/相田裕メディアワークス
健康な足に幾ばくか高い身長。バレリーナとして生きていた時に望んだものをリーザが得た時、だが彼女はもう踊る事を忘れたペトルーシュカとなっていた。
新章開幕。試験運用の『1期生』であったヘンリエッタ達から得られた情報を元に、より人の体に近い義体としての生を与えられたペトルーシュカ
そんな彼女に愛着も哀惜も贖罪も抱かず、『庇護者』でも『道具』としてでもなく『相棒』として彼女を鍛えようとする、飄々とした新入り担当官のサンドロ。
互いをそれと知らず出会っていた過去に、片方は気づかず、片方は気付くこともできない。そんな新しいコンビが、今後どのような新しいドラマを見せてくれるのか。
今までは担当官も義体も繊細なタイプが多かったために話の痛ましさが倍増されていたのですが(まぁソレがこの作品の良さでもありましたが)、新章はサンドロのタフな鷹揚さからの視点で読める分だけ少し気が楽かなと。
そんなサンドロの過去や人となり、そしてそのサンドロのパートナーとなったペトルーシュカがどのような交歓や変化を見せてくれるのかに期待しております。