2005/12/27

Landreaall 7 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)Landreaall 7巻/おがきちか一迅社
いや〜…何だか自分でも理由を解析しきれなくて上手く説明はできないのですが、31、32話の辺りはずっと涙を堪えながら読んでしまいました。
『絶対』などという圧倒的な保証のある能力がないとしても、自分の持つ知恵と力と勇気とを惜しみなく捧げ、誰も彼もが全力で大切に思う人を守ろうとして、渾身で真摯さや誠意を振り絞る。それがもう、胸に響いて。
「後悔しないなんてウソだ」とか、「お兄を守るには、お兄が大事にしてるものも一緒に守らないとダメなの!!」とかいう、今までの展開(経験)の重さや、互いの関係が改めて認識できる台詞なんかがまた上手いなぁと。ネームや過去エピソードの使い方が巧みなのですよなぁ。
物語の中に人ありき。だが人なくして物語なし。
事前に張り巡らせていた伏線を駆使して見せる権謀術数の面白さ。それと同時にキャラクター達の人間的な深みもえがいているのがもうツボに入りまくりなエピソードでした。
萌え的には、DXとイオンの兄妹関係はデフォの萌えとして(笑)、ルーディーと呪術師のやりとりがキュンキュンきましたよ。ヘタレな大きい人としっかり者のちっさいさんの組み合わせには弱いのです<でも特に武闘派でもないルーディーが、あの状況でも呪術師を守ろうと頑張った(「もっとこっちおいでよ」の行動とか)辺り、彼は立派な漢(おとこ)だよなぁと感心しました。
巻末オマケでネタでもいいので、2人の再会エピソードも読んでみたいですよ。
あと達人じいさんとお元気小娘な、ノアルド先生とイオンのコンビもツボでしたよ。イオンを攫うのが先生だったら納得した!(笑)
海老庵先生とミーナのほのぼのさにも萌え。そんなジジイ萌え。今、時代はジジイ&少女萌えだ!<え〜?