2006/1/11

ARIA 8 (BLADE COMICS)ARIA 8巻/天野こずえマッグガーデン
今までは、心がしんどくなった時に読む(自分にとっての)『癒し系』マンガは『ボボボーボ・ボーボボ』と『ニニンがシノブ伝』だったのですが、ようやく「コレを読んで癒されてます」と言っても人様から怪訝な目で見られない作品に出会えました。
まぁコレは、単に『癒し』を『発散(ないしは現状忘却)』に依るか、『和みによる緊張緩和』に依るかの違いだと思うのですが…って、話がそれてる。
そんなこんなで今更的にハマっております。きっかけは昨年放映のアニメ版でした。
放映時に同僚から7巻まで借りて読んでいたのですが、やはり自分で所有したくなったので、新刊刊行に併せて既刊もろとも購入しました。
そして買ったらまた1巻から読み返してしまう罠(買って読めていないマンガもたまっているのに…)。加えて買った本(『AQUA』込みで10冊)を置く場所に悩む罠が発動。
いや、でも微塵も後悔しておりませんよ!これでいつでも心おきなく読み返せますし!<まだ読むか
今巻は、『ゴンドラ』での灯里の笑顔に胸を締め付けられました。
笑顔なのにずっと寂しい。失ってしまうものに心を残しながら、それでも彼女は未来を見つめている。
「灯里の優しさはどんだけ強いんだろう」と思うと、心のどこかが勇気づけられる反面、やはり違うどこかは切なくなるのです。
フェイバリットは『墓地の島』。
緩急の効いたスリリングな展開と画面構成にはドキドキさせられました。コマ間の間の取り方がたまらんのです(特に114Pは震えが走った)。しかもオチがまたすごいのですよな〜。過去でも真実でもなく、未来の架空の中で息づく怪異。こえ〜〜〜!!!
そして、まぁ社長の「でっかいカミングアウト」でドびっくりしました。アリア社長のもちもちぽんぽんにかじりつくのに、あんな驚きの理由があったとは!<…と思って読み返すと、過去のアレコレが激しく萌え話に!
つ〜かも〜、アリア社長が罪なまでに愛らしいですよ!自分もあのもちもちぽんぽんをぷいにゅ〜したい!<意味不明
アリア社長というと、社長絡みのケット・シー話には毎度激しく心を奪われます。
夕暮れ時に知らない街角に立ち、遠くに見える曲がり角のその先を思うようなあの、未知の何かを待つ時にも似た期待と不安と寄る辺なさ。
そいや夏祭りにはアリア社長もヒメ社長もまぁ社長もいなかったなぁと…まさか『集会』に出てるとか!<だったらいいなぁ、社長達視点のケット・シーネタも読んでみたいなぁという妄想