2006/1/18

魔法先生ネギま! (13) (少年マガジンKC)魔法先生ネギま! 13巻/赤松健講談社
『まほら武道会編』終了。クウネルのアーティファクト『イノチノシヘン』に関してはツッコみたい所(というか疑問)が多々あるのですが、別にソレが主眼の話でもないし、そんなんは後付け設定でどうにでもフォローできるよなぁと思ったので、まぁあまり深く考えない方向で。
エヴァから教わった刹那から教わるネギ…という、リアル人生体験経験値的先輩後輩な縦の繋がりが良かったなぁと。
先輩から恩を受けた後輩は、その恩を先輩にではなく、更に後輩へと返していくのですよ。そんな縦社会の美点<…というのも何か違いますが
わずか数瞬のエヴァとナギのやりとりが激萌えでした。
限られた時間を悟って決して低くはないプライドを即座に捨てた潔さにより、心からの願いが叶えられた瞬間…甘ずっぱい!
あとは千雨(相変わらず大好きだが、やはり何故か『萌え』ではない)と茶々丸の親密度がさりげに上がっていたり、頭巾を脱いだココネ(黒髪褐色肌の無表情系三白眼ちびっこ)が非常にツボだったり、すっかり『脱げキャラ』として定着してきた高音お姉様の次の脱がされっぷりがどうなるのかが気になったりしております。
うあ〜、フィギュメイトが欲しくなってきた(^^;;)



きみのカケラ 5 (少年サンデーコミックス)きみのカケラ 5巻/高橋しん小学館
やまない雪に閉ざされてただ死に向かうだけの世界。その中の狭い国で貧しく厳しい暮らしに耐えながら自分と弟を思うだけでせいいっぱいだった小さな王女は、より過酷な外の国で様々な人々と出会い、常に『今』を生き抜くべく全力を尽くし続けるうちに、自分の周囲だけではなく国の全てを想う真の王女となった。
ヤバいかなと思いつつも、時間がないので通勤途中の電車内で読んでいたのですが、やはり涙を堪えるのが大変でした。終盤の辺りはもう歯を食いしばって目をこすってしまいました<ただの不審人物
自分だけではなく他者の生死の運命までも背負い、一刻どころか半刻きざみ以下で体と心を痛めつけられて、でも何度倒れてもその度に立ち上がるイコロ…つ〜かも〜シャー執事、「何があっても自分の身が守れるようにしっかりしつけてあります!」って、アンタの教育完璧過ぎですよ。自分どころか何人もを救ってますよ。そしてその度に傷ついてるんですよ。
13歳の女の子がどんだけのモノを背負って、立って、走って、戦ってるんだよ。
目を閉じて横たわればそこでおしまいの、絶望しか見えない世界と状況の中で。ずっと泣きながら。それでも『みんな』のために、星のように遠くで輝く希望を望みながら。
『主人公保険』(主人公は死なない)などという物語の予定調和を忘れるような、体も力も弱き者が渾身を越えた信念で振り絞る力。小さな王女と『トモダチ』の冒険は、まだ終わらない。

君と僕。 (2) (ガンガンコミックス (0646))君と僕。 2巻/堀田きいちスクウェア・エニックス
エキセントリックな双子とそれに振り回される友人達の、学園生活ちょっといい話系作品。
今巻はちょっぴり少女マンガなラブ要素も入ってきて、こそばゆいやら萌えるやら。その辺の以降の展開が非常に楽しみです。
しかしこの作品は何かを思い出すなと思ったらアレだ。あとり硅子氏の『四谷渋谷入谷雑司ヶ谷』だ。主人公の双子は四谷が分裂したようなキャラだしな(笑)