06/6/3

魔人探偵脳噛ネウロ 6 (ジャンプコミックス)■魔神探偵脳噛ネウロ 6巻/松井優征/集英社
『最終回に至る流れ』といえば、雑誌掲載時のX初登場時にそんな雰囲気を感じたっけなぁと思い出し。
流れといえば、物語の節目ごとに『弥子の内省→自身の「人間力」の成長確認』が入るスタイルがパターン化したような?
その度ごとに、「ネウロのデタラメ超人(いや、『人』ではありませんが)っぷりや、エキセントリック犯人のオモロ描写で忘れがちだが、何だかんだで『弥子(観測者的主人公)の成長』が基礎にあるあたり、実は王道的な作品なのかなぁ?」と思い返します。
同時に、うっかり状況に流されてその気になったりせず、踏みとどまって自分の能力(そして無能力)をきちんと見据え、それをもって歩もうとする弥子がとても好きですよ。
で、絵石屋のネーミング元はエッシャー?著者氏がお好きなのでしょうかね。
あと、著者氏のネタ的な絵を見ると、マグリットボシュの絵を連想します。