06/8/22

ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 1 (ガンガンコミックス)■ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 1巻/作画:外海良基/原作・監修:竜騎士07/スクウェア・エニックス
昭和53年初夏、建設大臣の孫が誘拐された。その捜査のために警視庁公安部の赤坂衛が訪れたのは、ダム建設反対運動で燃え上がる雛見沢村
彼の訪問は対象がシロであることを確認するためのものだったが、孫の遺留品と思われる財布が村はずれで発見されたことで、事件の焦点は村の暗部へと絞られてゆく。
辣腕の熟練刑事・大石が、そして『村の守り神の生まれ代わり』とされる少女・梨花が見せる雛見沢の虚と実の闇は、赤坂をいずこへと誘うのか…。
1巻の私的な見所はやはり、何故かそこだけ麻雀漫画な第2話(笑)
背景効果の無駄な格好良さ(<褒め言葉)にハマりましたよ。ちうか、個人的にはやはりあのシーンが(『祭囃し編』以外では)赤坂最高の見せ場なのではないかと思うので、そこをカッチョ良く描写して頂けたのが嬉し楽しくありました。
あと、幼少時の梨花魅音(or詩音)の愛らしさがたまりませんよ。しかし、なればこその、以降に待ち受ける惨劇に対する哀しみもいや増そうというもので…。
また、『祭囃し編』を終えた今、こうして改めて読むと色々と感慨深くもあります。
望む未来を勝ち取るために費やした、幾度目かの、幾度目もの日々…最善を目指す彼らの闘いに終止符が打たれるまでは、いまだ時を待つしかないのだとしても。



陽だまりのピニュ 2 (ガンガンコミックス)■陽だまりのピニュ 2巻/こがわみさき/スクウェア・エニックス
母が夢見た憧れの地・日本へとやってきた、異国の王女様ピニュ。
いつでもまっすぐ。いつでもひたむき。ふわりくるりと学園生活を謳歌するピニュと、彼女が愛し、彼女を愛する素敵な仲間たちとが過ごす学園生活。
「誰かを応援するのって、自分は元気だよって証明してるみたいだよね」
チア部に入部できなかったピニュが所属した部での活動模様や、初めての文化祭。そしてほんの僅かながらも確かに動き出した久慈とのほんわり恋模様(?)など、今巻もピニュと仲間たちのビビッドな日常が光るエピソードを堪能。
いやも〜ピニュだけでなく、出てくる女の子たちがみな愛らしいこと!男子が爽やかなこと!いいなぁ青春!大杜&八木沼の先輩がたの不器用ピュアな恋模様がまた、こそばゆくほほえましく。
時々は哀しい気持ちになったとしても、互いを思い合う気持ちが伝わり合って元気をくれる。そんな優しい空気に満ちた作品世界が、とてもとても大好きです。
君たちに哀しい顔は似合わない。だからいつも、いつでも君たちが心の底から笑い合えるように、世界の外から願わずには居られないのです。
…って、陶酔臭い文章だなぁ(^^;;)