ルードヴィッヒ革命 第2巻 (花とゆめCOMICS)/由貴香織里

ルードヴィッヒ革命 第2巻 (花とゆめCOMICS)昔々ある国に、とても麗しく賢い王子さまがおりました。けれども王子さまはとてもわがままな気分屋さんで、巨乳が大好きなサディストの屍体愛好家でした。
それに困った王さまは、「このままでは王位を継がせられぬので、きちんとした嫁となる姫君をみつけるまでは帰ってくるな」と王子さまを国から放り出しました。こうして王子さまは、忠実なる従者(尻ぬぐいとトバッチリ担当)をお供に旅立ったのです。
しかし王子さまが破綻者ならば、出逢うお姫さまも変わり種ばかり。はてさて、王子さまは理想の花嫁(巨乳美少女)を見付けることが出来るのでしょうか?
『本当は恐ろしい』というか、『かなりミもフタもないグリム童話』が2年ぶりの続巻刊行。1巻も引っ張り出して読み返したのですが、2話の段階でもうヘンゼルとグレーテルの話題が出ていたのですな。このふたりの活躍、そして新登場の笑い声がオモロいユーリウス王子の更なる暗躍が今から楽しみです。
王子の嫁探しに関しては、「もうエロかわこわいい魔女(のMはマゾのM)のドロテアを娶ればいいじゃん!」という私見というか個人趣味によるひいきがあったり。何だかんだで彼女は作中ではかなりまともな部類だと思いますしねぇ。
でも姫ではないからダメだよな…いやいや「実はお姫様でした」とかいうオチだったりしないかなぁ?<とかいう予想つか妄想でDO?<ソレはグリムではなく「探していたものはずっと側にあったんだ!」のメーテルリンクなオチだよ