いっしょにおふろ (フラワーコミックス)／タアモ／小学館

家のお風呂が壊れて銭湯に通うサナは、長風呂の兄を待つ間に出逢う男の子が気になっている。でも、辛い恋をようやく乗り越えた親友からうち明けられた、彼女の新しい恋の相手が銭湯の彼だと知らされて…。
という表題作を含む短編集。基本的にどれも「ねぇよ！現実ならもっとドロドロだよ！」という恋愛おとぎ話なのですが、そういうのを読みたくて著者氏のコミックスを買っているのでコレでいいのだ！
『オレンジの街』は、従来の作品ではあまり描写されてこなかった『空気』のようなものを、著者氏がえがこうとしているのが見え隠れして興味深かったですが、ネームの練り込みが甘くイマイチ成功していなくて残念でした。
しかし片鱗は受け取れたので、それが今後の作品でどのように進化していくのかは興味深い所です。
…まぁ、従来のままでも別に良いのですが＜マッチポンプな発言