ストレンジ・プラス 7巻/美川べるの/一迅社

ストレンジ・プラス 7 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)あの冒頭の掴みで、本気で「…アレ、前巻そんな話から引いてたっけ!?」と本気で考えてしまいました。でもって斬新すぎるミステリもホラーもダイナシな展開に、電車の中で爆笑を堪えるのに苦労しました<だから電車の中で読むなと毎回毎回…
今巻のMVPは、そんなありえんミステリ風サバイバルバイオホラーとバレンタインデーで血の涙を流しまくった、ラブ米豊作(だが収穫はならず)の貴世子ちゃんに差し上げたい。
ツンデレの旨味である『デレ』の部分をことごとくスルーどころかたたき割られて踏みにじられるその姿には、読み手のこちらももう笑いが…いやいや涙が押さえ切れませんでしたよ。
きっと最終回近くなったら報われると思うから頑張れ!<イヤな励まし方だなぁ
前巻でセンセーショナルなデビューを果たした、凄いボケなんだかごっついツッコミなんだか、所長と絡んでも振り回されない(むしろ所長にボケすら許さぬ傍若無人っぷりの)羽井が再登場し、期待を裏切らぬ好き勝手っぷりを魅せてくれたのにも悶絶しそうになりました…電車内で<不審人物絶頂
彼には今後も準レギュラーとして活躍して頂きたい所存です。
一般体質を逆手に取った新キャラ堀口のリアクションも、弱おいしい笑いを生んでいましたが、それでもあの三国探偵事務所のメンバー(主に所長)にいいように突っ込まれても入院していないワケなので、丈夫っちゃぁ丈夫だよな?