神様ドォルズ 1巻/やまむらはじめ/小学館

神様ドォルズ 1 (サンデーGXコミックス)『案山子』と呼ばれる虚ろな神に、魂を吹き込み操る『隻』。その資格を妹に譲り、『案山子』を奉る村を後にして東京で学生生活を送っていた匡平だったが、『案山子』を操り凶行に走る幼なじみの阿幾と、それを追ってきた妹の詩緒との闘争により、薄紙のような平穏はあっけなく破られた。
ロリは愛しい!巨乳は萌える!だがメガネ分が足りない!阿幾はお素敵イカレ系なのですが、何でメガネをかけてないのん?やまむらマンガではイカレメガネは基本なのに!
…と、いきなり偏見(というか偏執)に満ちたコメントを記述(^^;;)
匡平が『隻』を退き、阿幾が匡平に執着する理由となったであろう過去の惨劇と、更にその根にありそうな他家(同じく『案山子』を操る一族?)との確執などの伏せられたカード。そしてメイン及びまだ顔見せ程度のキャラたちがどのような活躍を繰り広げてゆくのか。今後の展開から目が離せません。
いやもー特に阿幾と匡平のやりとりがツボでツボで。「なんでだか分かる?」辺りの流れとか、もうゾクゾクしましたよ。屈折しているのに、恐ろしくストレート。
著者氏のこういった感情の機微のえがき方や、懐に飛び込んで来られる感覚がね…もうたまらなく好きなのです。