吾輩は嫁である。／タアモ／小学館

16歳女子高生・菜子は、小説家・ひーくんのお嫁さん。でも菜子がまだ若いから、婚前交渉のない週末だけの通い妻。
『嫁』は少しピントの外れたひーくんが大好きだけど、仕事をしている時のひーくんはちょっぴり遠い存在で、寂しい心が身近な同級生君のアプローチに揺れてしまうのです。
そしてひーくんとのちょっとした売り言葉に買い言葉で、同級生君とデートに行くことになった菜子だったけれど…。
という表題作を含む、甘くて優しい『おんなのこ』のかわいい恋のお話4本を収録。『こどもサラダ』は珍しく先に続きそうな展開の話で、まだまだ掘り下げられそうな設定と魅力的なキャラが惜しいので、ぜひ続編を読みたいものです。