ラディカル・ホスピタル 13巻/ひらのあゆ/芳文社

ラディカル・ホスピタル 13 (まんがタイムコミックス)基本パターンは『病院内でのできごと』をえがいている作品なので、描き下ろしの『病院を離れたスタッフたち』の姿を描いた花見模様のネタが新鮮で面白かったです。
今度は三人称視点の群像劇だけでなく、各キャラの一人称視点でのエピソードも読んでみたいなと思いました。
病床に着く老人が、「僕のために摘まれる花も 僕への治療や看護も すべてがもったいない…」とつぶやくのに対して婦長が返した、愛情深い言葉がとても感慨深かったです。
『私も昔はこう思っていました 「私は皆が思っているような人間ではない」 でも実は逆らしいのです 「私は私が思っているような人間ではない」ようなのです』という景山先生の台詞には思わずしみじみと頷き。願うほど善くも、思うほど悪くもなれないというかね〜…(遠い目)
ソレはそうと、『水陸両用』は確かに燃える単語だよな(笑)