xxxHOLiC 12巻/CLAMP/講談社

×××HOLiC 12 (KCDX)夢でサクラと再会したワタヌキは、それを契機としたように現実と夢の狭間を行き来する。今まで出逢った人たちと、それぞれ夢で遭う…それはまるで『別れ』を告げるように?
どこまでが現実で、どこからが夢なのか。渡る夢の中でワタヌキは、自身の『記憶』にまつわる重大な秘密に直面する。
ツンデレ元帥がデレ寄りに…<いや、そういう話じゃない
ワタヌキの私生活の『空白(言い換えると虚無)具合』は、そのものが伏線だったワケですか。ナルホド。
となると、『どこからどこまでが夢なのか』が大きな分岐になりそうかなと?
ちうか、ワタヌキは『夢が覚めれば自分が消える』という観点で嘆いていましたが、『自分以外の存在こそが、自分の見ている夢』だとは考えないのかなぁとか。いわゆる『目が覚めれば病院のベッドの上』とかいう夢、あるいは妄想オチ的なアレ。
しかしワタヌキが関知し得ない部分(ワタヌキの主観以外)の描写もされているから、全部が夢だともいいきれない…のか? でも実際の夢とかでも、俯瞰的に自分が不在の状況を見ていることもあるからなぁ…う〜む。
そういった部分も含め、小羽ちゃんの構成上のポジションや今後の行動が気に掛かる所です。早く続きが読みたいなぁ…しかし『ツバサ』のストーリーがある程度進行しないと、こちらの話も進まないのでいかんとも(^^;;)