CYNTHIA THE MISSION 7巻/高遠るい/一迅社

CYNTHIA THE MISSION 7 (7) [REX COMICS]阿頼耶の身柄とシンシアの自由を賭けて臨むシベールチームとの対抗試合は、初戦の敵を退けたカルロスの申し出により、対戦方式が『ワンマッチ5連戦』から『勝ち抜き戦』へと変更。
あやつり人形と化した阿頼耶とリング上で死闘を繰り広げるカルロスは、『強さを求める自分』の根元にある、偽りなきただひとつの心に辿り着いた。
前巻の巻末広告で、あの盛り上がりを引っ張ったまま次巻は外伝刊行というふれこみでヤキモキしたものですが、何と奇蹟の外伝&本編同時刊行!やってくれますぜ著者氏&一迅社!最高!
何だかいつもヤラれているイメージのあったカルロスですが、この6、7巻での活躍には痺れましたわマジで。惚れた女のためにあそこまでやるか…漢だよアンタぁ!(T▽T)
…だがその渾身の告白も、怒濤の連戦展開ですっかり横置きどころかうっかり忘却されそうな扱いに…全部終わって落ち着いたら、どうなるにせよきちんと返事をして貰えるとイイデスネ…(T▽T)<再度涙
続く阿頼耶(正気)vs鸞のバトルも更に熱いし! 血みどろで容赦ないのに、青春の先輩後輩による喧嘩バトルは爽やかにも程がある!
それでこその『喧嘩番長』、復活の阿頼耶。そしてそれに匹敵する『喧嘩総長』、最高姉御の鸞。
しかしある意味最強なのは、(まぁ両者あの状態でしたが)その闘いに臆せず割って入った水野先生。ほたるどころかシベールにまで素の返事をさせた迫力と、切った啖呵も見事の一言。
生体肝移植の権威から、一介の町医者へと転身した先生の過去に何があったのか…その辺も外伝とかでやってくれませんかなぁ?
でもってここまで盛り上げたあげく、更に『帝王キングカイザー100世』て!『闇闘技界』て! ほたるじゃなくても「わー」とか「えー」とかいう気持ちに。どこまで読者を裏切るのだ著者氏…お、オモロ過ぎる。
倍々プッシュでヒートアップし、色々な意味で異次元方向に加速していく物語の続きが気になり過ぎますよ!
あと『空飛ぶネコのミイラ』…超こえ〜!