っポイ！ 25巻／やまざき貴子／白泉社

3年半ぶりの新刊刊行。「アレ？受験終わってたっけ!?」と、ここまでの経緯をすっかり忘却しているものの、まぁ内容的には記憶に残る『いつものカンジ』なので、スルリと読了。
しかしようやく試験が終わったと思いきや、合格発表が遠い遠い。
しかも平は合格の見込み薄で、二次募集を再受験する可能性が…て！ どんだけ引っ張るのだ（^^;;）
マコトとの恋話に（おおむね予想通りに）決着がついたのは良かったのですが、今後は（これまたおおむね予想通りの）『友情か恋か!?』の展開に移行し、コレまた長そうだなぁとか。
もういっそ問題持ち越しで高校編に移行し、タイトルを変えて1巻から仕切直すのはどうだろうかという素人アイデア。
本編から10数年後（？）な番外編の一ノ瀬弟くん話は、本編のエピソードでも顔を覗かせる『前向きネガティブ』のテイストを凝縮した風情で、ドライなのにウェットな語り口が何ともいたたまれぬ気分になる読後感。良くも悪くも『閉塞感』を描かせたら天下一品の著者氏だよなぁと改めて思いました。
…で結局、ヒナの連れてきた『彼氏』って、平なの？そうでないの？