聖☆おにいさん 1巻／中村光／講談社

世界でも屈指の有名神、『目覚めた人』ブッダと『神の子』イエスが、一時の癒しを求めて地上にホームステイにやってきた。
無駄遣いを叱ったり叱られたり、商店街の福引きで一喜一憂したり、東京は立川のアパートで日常を満喫する、フツーでないふたりのごくフツー（!?）の日常。
「あるある！」と頷ける笑いが、その当事者が『神』であるがゆえにありえない方向へヒートアップ。逆に人ではありえない状況なのに、その心情は人に馴染みのソレなので共感できたり。遠近緩急が自在の笑いまくれる問題作ですよ。超オススメ。
や〜、コレは八百万の神々が住まう日本でしか描けない、日本で生まれるべくして生まれたマンガですよな。
…ところで作中の彼らだったら、現在の宗教戦争とかをどう思っているモノだろうかと、ふと気になったり。別々のアイドルを好きなファン同士のケンカくらいの気持ちなのだろうかなぁとか？
関係ありませんが、前に友人と「聖書って、世界最古の同人誌だよな」という話で盛り上がったことを思い出しました。二次創作もたくさんあるしなぁ＜をいをい