とめはねっ! 3巻／河合克敏／小学館

鈴里高校と鵠沼学園の合同書道合宿がスタート。他の部員が最終日の寸評会を目指して書に向き合う中、ド初心者の縁と結紀はいまだ文字を書くことすら許されずにいて四苦八苦。
更に、勅使河原と結紀が急接近（!?）して縁はヤキモキ。書に恋に一喜一憂…どうするどうなる夏合宿!?
一見ありふれた日常と、地味そうな『書道』への取り組みが、それに取り組む登場人物達のリアクションと心情描写によりたまらなく魅力的に輝く最新刊。
書道対決に加えて水面下の恋愛バトルもオモロもどかしい熱さで、今回も引き込まれてしまいました。つーか今巻の裏主人公は影山先生だったよな…泣けるぜ大人の恋愛未満！
書の道を確実にステップアップしてゆく縁と結紀の成長に合わせるように、ステージアップしてゆく書道バトルも熱いですよ。次なる『書道甲子園』では、今巻ではおとなし目だった先輩方も更なる活躍をしてくれそうで、今から次巻の刊行が待ち遠しいです。