ガッチャガチャ 8巻/橘裕/白泉社

ガッチャガチャ 第8巻 (花とゆめCOMICS)平尾に告白されたものの、矢部への想いを引きずったままではっきりした答えを返せずにいた有里。けれど突然現れた美少女から告白される矢部を見て、揺れる自分の気持ちに気付き始め…。
最後までガッチャガチャで突っ走った最終巻。いや〜、終わってみれば完全に『素子最強伝説』だったというか…前巻感想の懸念通りの展開になりましたなぁ。平尾よ…あと1分早く来なかった(ために有里の告白を聞きそびれた)のが貴様の敗因だ(笑)
いやまだ敗れてはいませんが、すっかり『姫』認定されているあたりが微妙な…まぁ素子『王子』と比べられると、そのポジションもいたしかたないかと。不憫なヤツめ(^^;;)
しかしよもやヤツが最終巻まで出張ってこようとは思いませんでしたな。
47都道府県から最低3人以上アレな兵隊を集められるってのは、ムダに人望だけはあったのか。
ともあれ、1周してひとまわり大きくなった彼女たちの物語はひとまずおしまい。押入にしまわず、長く本棚に置いて読み返したい1作となりました。
平尾が主人公の新作も読んでみたいなと思いつつ、とりあえずはもう一度1巻から読み返したいと思います。