よみきりものの… やわらかくて グ／竹本泉／エンターブレイン

現代の日常から未来の宇宙まで、いつだって謎はそこかしこに潜んでいて、安易に解き明かされたはりせず更に新たな謎を生んでいるのだ。うじゃうでグ。
『夢日記』を綴るのは精神的に危険な行為と言われますが…竹本キャラなら平気か（笑）＜ちうか夢の話って、見た時は最高に面白く感じても、後でメモったモノを見ると何が面白いのかどころか、内容自体がカオス過ぎて理解できないモノが記されていたりするよなぁ？
『ワーキン・ラブ』の面々に久しぶりに再会できて、既存ファンとしては嬉しい限りです。あの世界観は好きなので、直接間接を問わずまたえがかれるといいなと願っています。
解明されぬ謎を残す物語は、よく『読者に投げっぱなし』という形容で語られるものですが、竹本作品における『よくわからない出来事』は、それとはちと毛色が違う気がするのですよな。
何のためにどうしてそこにあるか分からないものが、ワケも分からずそこにある魅力。けれどそれはミステリアスとかいうほどに大仰なモノではなく、圧倒的とかいう威圧感とも縁遠いさりげなさで、ただそこにあるという『不思議』…あの独特の、『何故だろう？感』とでもいうような感覚が心地よいのですよな。
あーえー何の話だっけ？うじゃう（中途半端）＜つか、これぞ投げっぱなし