08/5/1

■パレットの上で固まりかけた青と白の絵の具をただ混ぜたようなボンヤリとした朝空の下を、おぼつかない足取りでフラフラと歩く。ともすれば悪寒へとすり替わるであろう拡散する意識を心地よく覚えながら、睡魔を供に右へ左へ。
■馬鹿げた言葉遊びも、酒に呑まれて違えた台詞も、潰れて落ちた誰かの寝顔も、意味無く交わされた破顔の笑みも、無邪気な嬌声と狂騒と怠惰も。
全部がこのまま意外にあっさりと忘れてしまうのかなぁとか寂しく思いながらも、消えゆく何かに安堵したり。
■…とか、もう今にも飛んでいきそうな意識を繋ぎ止めて、拡散する印象の残滓を残しておこうとあがく試み。ま〜何ちうか、寝言ポエム
■そんな東京のどこかの朝の7時。使い古されたタオルのようなありふれた朝は、けれどもいつだって新しいのだ。
おやすみなさい。