おやすみプンプン 3巻/浅野にいお/小学館

おやすみプンプン 3 (ヤングサンデーコミックス)中学生になったプンプンは、部活の先輩の彼女になってしまった愛子ちゃんを思い切れぬまま、悶々と日々をあがき続けていた。一方、世捨て人然として淡々と過ごしていた雄一おじさんに訪れる恋の気配。
進むも地獄、留まるも地獄、閉塞する日常に口を開いた恋という名の底なし沼で、もがくふたりが伸ばす手の先にあるものは?
そいや中学時代って、10人いれば10の価値観で回る世界があって、その相違を抱えながらどう社会や他者と折り合っていくのかを言外に学んでいた時期だったよなぁとか思い出したり。
で、『許される』とか『許されない』とか考えるけど、一番最後に、あるいは最も初めにソレを決めるのは、結局『誰か』じゃなくて『自分』なんだよなぁとかいうのに気付くのは、もう少し先のことだったり。
だから状況や心はそれを容易く許しませんが、プンプンには『みんなが幸せになればいい』と思う素朴な願いをあきらめて欲しくないと思ってしまいます。
『1人が100幸せでもう1人が0幸せ』なことも多いかもしれないけれど、2人で50ずつ幸せで合わせたら100だったり、2人なら200幸せになれたり、100の幸せを数多くの人たちが共有できることもあるのだと、彼が気付くその時まで。
例えそれを知ることができるまで、彼がどれだけの哀しみと絶望に洗い流されるのだとしても。
う〜ん、寝言ポエムだよなコレ(^^;;)