絶対可憐チルドレン 13巻/椎名高志/小学館

絶対可憐チルドレン (13) (少年サンデーコミックス)思いも寄らぬ形のバイオハザードに挑んだり、指揮官を迎えて激しく揺れる『ハウンド』の仲裁に尽力したりする、もうすっかり蜜月状態な皆本とチルドレンたち。けれど出逢った頃の彼らの関係は…!?
いやも〜、『蝿の王』はシリーズ最高傑作のシチュエーションコメディーでしたよ! 兵部でなくとも大爆笑。エロゲのバッドエンドさながらの『困るなあ』ネタ3連発は、チルドレンそれぞれの個性も表現されていて最高でした。
『まるごと全部サプリメント』も、『椎名百貨店』ファンとしては嬉しい限りで。
著者氏によるセルフパロディは、美味しさ100倍の面白さですよなぁ。
特に兵部少年と不二子女王様の話は、是非外伝として描いて頂きたい!
アニメ化による新規読者を意識した(?)『出逢い編』は、昨今の皆本と3人とのデレっぷりに飽きた(いや、ソレはソレで萌えますが)既存読者にも、初期のツンデレチルドレンとのスリリングな関係を思い出させてくれて、新鮮なアプローチだったなと。
そして逆に、ここまで丹念に相互の歩み寄りを描いてきた今だからこそ、より感慨深く、切なく胸に響く話にもなった気がします。
信じるに足る温かい手を掴めずにもがくチルドレンたちに、「大丈夫だ! 未来はラブラブだよ!」と伝えてあげたい!(T▽T)
…つーか、もうこの話に限っては、全編子猫の耳&シッポが付いた描写でいいじゃないかチルドレン! 可愛すぎて死にそうだ!<どんだけロリだよ自分…
ちうか、ふと『初期の皆本とチルドレン』が気になって1、2巻を読み返したのですが、現在のチルドレンの絵的な可愛さはもう犯罪級の超進化ですよ!
(…以下、何か色々書いてたけど、読み返したら犯罪者っぽかったので削除<今更何を…)
可愛いといえば、パンツいっちょの湯上がり姿を皆本に見られ、「う〜〜」と赤面していそいそとパジャマを着る薫が愛らしいの何の!
きっと少し前までだったら、「何見てんだよ!」とかとっさにサイキックで攻撃したり、「見たいんだろ〜」とかからかったりしていたはずなのに…恋が少女を大人にしたのか!?
『特別な人』が『たったひとりの愛する人』に至る階段を登る少女の姿を垣間見ているようで、ドキワクが止まりませんなぁ!<微妙のぞきっぽい口振り