学園創世 猫天 4巻／岩原裕二／秋田書店

秋藤に憑いた火焔の策により双籠の結界に穴が開き、人と霊獣の戦いはついに叉美学園全体を蹂躙する。
分断された仲間を欠きつつ、優美たち生徒会メンバーはその消失を阻止せんと双籠の結界に入り込むが、そこで思いも寄らぬ人物が彼らの前に立ち塞がった。
激動を続ける展開の中、切迫した状況の中で、だからこそ重みを持って語られる生徒会メンバーの『人生の足跡』。そして驚きの『優美と勘助の過去』！
…いや、驚きちうか笑えましたよアレは。ともあれ笑い話で済んでよかったネ＜済んでなかったら、この物語自体がなかったよなぁ（^^;;）
小鳥と海也の関係はもう一歩踏み込んで描写して欲しかったですが、まぁ今後の展開に期待？
語り手を変えることで異なる様相を見せる『因縁の始まり』ですが、こちらもまだまだ伏せられた謎が多そうで、以降の物語が楽しみであります。