ひぐらしのなく頃に解 目明し編 4巻/方條ゆとり/スクウェア・エニックス

ひぐらしのなく頃に解 目明し編 4 (ガンガンWINGコミックス)『鬼』に心を染められ、『復讐』の名の下に凄惨な殺戮を続ける詩音。ただ『愛しい』と感じた心が、いくつもの錯誤とあまりにも強過ぎてしまった意志に追い立てられて奈落へと墜ちてゆく。闇に覆われた世界を疾走し、過ちに気付いてなお止まれなかった戻れぬ道の先で、彼女が手にした『真実』は何だったのか?
情念と行動力の強さを、そのまま悲劇の歯車を回す原動力としてしまった、ひとりの寂しい少女の物語が完結。
元の絵が可愛らしい分、錯乱や恐慌時の描写の怖さが特に引き立った巻でした。しかし流石に沙都子の腹裂きまでは描写できなかったかと。いや、しなくてもいいですが。つーか梨花ちゃまの喉裂きだけでお腹一杯ですよ<ここで『お腹一杯』とか言うと、違う意味のようだなぁ(^^;;)