09/2/19〜2/21
■ 『人形宮廷楽団/1巻』
- 作者: 由貴香織里
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2009/02/19
- メディア: コミック
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いかにもアレというか、個々ではありがちな(ある意味ちょっとこっぱずかしい系の)題材(ネタ)を、独自の感性で消化し、美学として昇華するのに長けた著者氏の手腕には、やはり心惹かれます。
まだ始まったばかりの物語に秘められた、多くの謎と伏線。この先もまたしばらく楽しませて頂けそうだなと、今後のカオス展開を待ちわびております。
■ 『PEACE MAKER/3巻』
- 作者: 皆川亮二
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/02/19
- メディア: コミック
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過去最大の敵を迎え、陥る絶頂の窮地で繰り広げられるのは、優雅な舞踏にも似ながら血湧き肉躍るガンファイト。
気高き女闘士コニーの強大でストイックな魅力、それに対するホープの凄絶な覚醒(主人公補正)、そんなホープに対抗心を煽られるビートの熱気と狂気の果ての緊迫展開…が、ミクシーさんオチの凄まじさにより、全て持って行かれました。いや〜、あの局面に見開きで○○○○アタックてwww 最高!
そして直後の物語的に綺麗なオチに、改めて感動したり。
あんなに活躍したのにオチをミクシーにかっ攫われてしまったコニーですが、次巻でも活躍のチャンスがありそうな? このままサヨナラではもったいなさ過ぎるので、いずれ一行に加わってレギュラー入りしてくれればなと願っています。
■ 『毎日かあさん/5巻』
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2008/12/15
- メディア: 単行本
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日々育ちゆく他人様のお子さんの活躍や、それを包むお母さんがたの愛と奮闘に、笑わされたりしんみりさせられたり。美しいばかりではなくても、日々はこんなにも輝かしいものであったかという視点に引き込まれ、『家族』とは縁遠い生活を送る自分も「よーし、明日も頑張るか」と元気を貰える作品です。
人生は成り行き任せでデタラメで、だから結構面白い。
■ 『xxxHOLiC/14巻』
- 作者: CLAMP
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: コミック
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元々『ツバサ』のサプリメントなポジションにある作品ですが、この巻はそれが前面に押し出されたなぁ…というか、正直この作品ならではの読み所が薄過ぎて、悪い意味で『片手間』感が否めなかったなと。
『自分の作った料理を食べられない女性』のエピソードは、何を語らんとしているかの察しは付くのですが、1巻丸々引っ張る(そして解決していない)話でもないよなぁ。
ともあれ『ツバサ』の進行次第(というか都合)で左右される物語、次巻はどのように展開するのか? 願わくばもう少し、この作品ならではな展開を見せて頂ければいいなと思います。
■ 『さよなら絶望先生/第16巻』
- 作者: 久米田康治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: コミック
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誰かDVDだけ観せてくれ! ちうかフツーにレンタルして下さい! …てか、先ず前巻を買いに行かねばなぁ…。
誰しも自己にまつわるあらかたの秘密は、すべて『終わりから知る』ものではないかと思いました。よもや神棚にあんな…そして斜め方向の親族にあんな裏設定が…知って良かったことと良くなかったこと、どちらが多いものでしょうなぁ? 自分は4:6で微妙に負けている気がします。
あと、『わざと揚げ足』と『結論出てるじゃない』は、どこに行って何をしても、そこに人間関係がある限りは必ず遭遇する受難だよなぁ…「ソレを確認してどうする!?」と、逆に問うてみたいものですが、なかなかダイレクトには言えぬ黙人拳(意味違う)
で、巻末の絶望外伝的なアレはテコ入れなのでしょうかね…主に腐方面への<いや、マーケットとして重要な層だよなマジで。しかし計算尽くで取り込める層でもないのが難しそうな所ですよな。
■ 『魔法先生ネギま!/25巻』
- 作者: 赤松健
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: コミック
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まっとうに描けばそれだけで10巻は消費しそうなネギ父の活躍譚を、筋はきっかり見せつつも、あえて美味しい所取りでダイジェストにするテンポの良さに、感心するやらもどかしいやら。どこか某星戦争を連想させられる話ですが、うっかり本編よりも面白そうで参りました。外伝、あるいは本編終了後にやってくれないかなぁ<いや、本編もまだ終わりが見えない状況で何を(笑)
■ 『魔王 JUVENILE LIMIX/7巻』
魔王 7―JUVENILE REMIX (少年サンデーコミックス)
- 作者: 大須賀めぐみ,伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/02/18
- メディア: コミック
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いやもう蜂のイカレたエロ可愛さは異常に最高! しかし物語的な役回りから小者感が否めないのが寂しい所で<…というか、作中の『正規ヒロイン』ポジションは、実は蝉が担っている気がしてならないのが、この作品の罠だと思う<ソレを言うと『元祖ヒロイン』ポジションは安藤・兄だよなぁ。主人公だったのに(笑)
かけがえのない存在を永遠に失い、我をも失いそうになった潤也がその喪失を埋めるように…それを見過ごしてしまったことを贖うように、残った全てを賭け全力で走り出す。彼が真に『対決』すべきものを、その目に映した時に何が起こるのか…彼の物語はまだ始まったばかり。まだまだ目の離せぬ作品です